2025.9.10 事務局
在宅ホスピスボランティア交流会を行いました
在宅ホスピスをすすめる会は、福岡県内で在宅ホスピスにかかわる医師や、看護師たちが集まって2005年に発足した集まりです。「在宅ホスピスのススメ」や「ふくおか在宅ホスピスガイドブックの出版、2007年からは福岡県との協働による「在宅ホスピスを語る会」「在宅ホスピスボランティア養成講座」「在宅ホスピスフェスタ」の開催などを続けてきました。
現在すすめる会が行っている活動は、以下の4つが主なものです。
ふくおか在宅ホスピスをすすめる会代表 二ノ坂 保喜
2007年、県内3か所の地域でボランティア養成講座を始めました。2025年現在は8か所で開催しています。それぞれの地域で、ボランティアチームが生まれ、地域で活動するとともに、互いに交流し、切磋琢磨しています。
在宅での看取りを実際に体験された家族の方の思いを地域住民の方と一緒に聴きます。在宅ホスピスの苦労、工夫、喜びなどを共有し、参加者皆で在宅ホスピスについて語り合います。語る会を通して、在宅ホスピスを地域に広げていきたいと願っています。
在宅ホスピスを広く市民に知って頂くために、年に1回、テーマを決めて「在宅ホスピスフェスタ」を開催しています。(アクロス福岡など)フェスタでは、在宅ホスピスに関するミニ講座やシンポジウム、在宅ホスピスを語る会、ボランティアの会の活動紹介のポスター展示などおこない、多くの市民の方の参加があります。
それぞれの「ボランティアの会」の活動報告を開いて交流したり、ボランティア全体の研修会を開催したりして、横のつながりを大切にしています。
在宅という生活の場で、その人らしい最期を支える――それが私たちの願いです。病院ではなく、住み慣れた家で、家族や大切な人に囲まれて過ごす時間には、かけがえのない意味があります。私たちは、小さな灯をともすように、静かに寄り添いながら、最期まで尊厳ある日々を支え続けたいと願っています。
ふくおか在宅ホスピスをすすめる会平野 頼子
在宅ホスピスボランティアとはかかりつけ医や訪問看護師や在宅ホスピスケアに関わる人たちとともに、チームの一員として、住み慣れた家で最後まで過ごしたいと望む患者さんとご家族に寄り添い、在宅療養のお手伝いをするボランティアです。
会の活動は、自分たちの仲間づくりから始まり、それぞれの地域に応じて工夫し運営しています。会の代表がふくおか在宅ホスピスをすすめる会の世話人となり啓発事業の企画運営にも携わっています。ボランティア全体の研修会を開催したり、それぞれのボランティアの会の活動報告会を開いて交流し、横のつながりを大切にしています。
見守り、話し相手、手紙の代筆、聞き書き、外出時の付き添い、家族への精神的支援などなど。